五月病かな?と思ったら漢方薬で予防と改善

健康情報

 新しい年度が始まり、4月中旬も過ぎ、そろそろ新生活にも落ち着きをみせる一方で、ストレスや不安、ゆううつ感を感じている人もいると思います。日本ではよく「五月病」といわれますが、これは正式な病名ではなく、この時期に多い「適応障害」のことをさしています。

春は「肝」の季節
 春は「肝」の季節で、春という季節が「肝」のお仕事量を増やします。普通の状態でも、少しストレスに弱くなる季節なのです。そこに睡眠不足や食事のバランスが悪くなったり、過度な緊張が加わると「肝」の働きが低下します。その結果、全身の気の流れが停滞し、脇(わき)が痛い、お腹が張る、よくため息をつく、イライラする、気分が沈んで晴れ晴れしない、などの症状があらわれます。さらに進むと肝に蓄えられている血が消耗してしまい、肝血虚(かんけっきょ)(「肝」の「血(けつ)」が少なくなり)、めまい、耳鳴り、爪の色が悪くもろくなる、夢をたくさんみる、目の疲れ、などの症状があらわれます。

五月病の予防方法は?
 五月病は、新しい環境に適応するというストレスが原因であるため、ストレスを減らす方法を見つけることが予防と改善に必要です。

  1. 十分な睡眠と体調管理:睡眠時間を確保することが1番大切です。
    就寝前にスマホやパソコンなどの電子機器を使わず快適な眠りが取れるようにすることも良いことです。また、この時期に花粉症などの健康問題があるとストレスが増えるので回避できることは、事前に対策を立てておくとよいですね。
  2. バランスの良い食事:加工食品や糖分の多い食品は胃腸のお仕事を増やし、体を修復する代謝機能を低下させるので、減らした方が良いです。そして、野菜や果物(ビタミン・ミネラル)、魚・鶏肉(たんぱく質)を積極的に取り入れましょう。
  3. 適度な運動:ウォーキングやジョギング、ヨガなど、なんでも良いので好きな運動を選んで、適度に続けることが大切。脳内でエンドルフィンが分泌され、幸せを感じやすくなり、その結果ストレスの発散につながります。
  4. ストレス解消をする:適度な運動や趣味、友人との交流など、ストレス解消につながる行動を取り入れることが効果的です。趣味やリラックスする時間を持つ。読書や音楽鑑賞、お茶を飲むなど、好きなことをすることも良いですね。
  5. 自分自身を認める:理想どおりの自分でないことにストレスを感じている人も多いです。これは、ストレスを自分で自分にかけているのと同じことです。自分に厳しすぎることは避け、自分自身を認めることが大切です。
  6. 前向きな言葉を使う:否定的な言葉を言うと、誰よりも自分が一番聞いています。「できる」「よし」「やったー」など肯定的な言葉をあえて使うことで、自分自身を勇気づけることができます。

薬三分、養生七分
 上記のような養生が予防にも改善にも大切ですが、それでも自信がないとき、自分だけでは乗り切れそうもないときは、漢方薬もおすすめです。漢方薬で「肝」のはたらきを整えていきましょう。

肝をいたわる漢方薬の多くには柴胡(さいこ)芍薬(しゃくやく)という生薬が含まれています。柴胡は気の巡りを改善する力に優れ、芍薬は不足した肝の血を補うことで失調した肝の状態を回復させます。代表的な漢方薬には逍遥散(しょうようさん)加味逍遥散(かみしょうようさん)などがありますが、体質によっては、加味帰脾湯(かみきひとう)桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などを選ぶこともあります。

加味逍遥散(かみしょうようさん)
加味帰脾湯(かみきひとう)
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、漢方カフェでできたての1杯を飲めますので、お気軽にお越しください

5月の健康セミナーでも、この内容をお話しました!
もう少し知りたい方は、こちらの動画↓をご覧くださいね!

タイトルとURLをコピーしました