認知症リスクを下げる食事と食べ方(前半)

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毎月開催している健康セミナー。第112回では 「認知症リスク認知症リスクを下げる食事と食べ方」についてお話しました。このページでは、その前半の内容を簡単にまとめておきます。
詳しくは、YouTubeに投稿していますので、↓こちらをご覧ください!

①認知症リスクを下げるには脳にゴミをためない
 脳の病気や障害などにより、脳神経が変性して脳の一部が萎縮し、認知機能が低下することで、日常生活全般に支障が出てくる状態です。認知症には、アルツハイマー型や血管性認知症(脳梗塞や脳出血など)などいくつかの種類があります。脳のゴミ(アミロイドβ)は、日々の生活の新陳代謝の過程で、誰にでも発生します。45歳くらいから、25年かけてゆっくりと脳神経の末端に溜まってきて、やがて脳の機能低下を引き起こします。今回は、脳にゴミをためない方法についてお話します。

②昔は少なかった認知症が増えてる理由は平均寿命が延びたから
 1955年(昭和30)では男性63.60歳、女性67.75歳と平均寿命は60歳台でした。なので、認知症が発症する前に、寿命を迎える人が多かった。
しかし、65年後の2020年(令和2)の平均寿命は男女ともに80歳を超え20歳ほど平気寿命が延び、さらに厚生労働省の予測では、2040年の平均寿命は男性で83.27歳、女性で89.63歳と、今後も日本人の平均寿命は延びていくと考えられることから、認知症は他人ごとではないですね!


レカネマブ(アミロイドβをくっつけて処理する薬)が新しい治療薬として承認されました。
認知症の進行を27%抑制などのデーターはあるものの、副作用のリスクである脳出血の可能性がどれくらいおこるかが未定であること。また医療費が1人年間300万円が継続して必要ですから、まだまだ現実的には遠い存在です。

③遺伝的リスクを持っているかどうか
 血のつながった親族に認知症の方がいる場合には、遺伝的な発症リスクは、すでに3割持っていることになります。これは、悲しい現実ですが、しかし、「残りの7割は自分でどうとでもできる」ということです。脳にゴミ(アミロイドβ)を溜めない。そのためには、脳をお掃除する血液の状態がとても大切になってきます。

④まずは血液の状態をチェックしてみよう!
 脳をお掃除してくれるのは、血液です。血液がしっかり栄養を運んできて、老廃物を取り去ってくれているか、これがとても大事です。
 健康診断などの血液検査の結果をみてみましょう。コレステロール・血糖値(又はHbA1c)・血圧の3点が大丈夫だったら、少し安心してよいです。コレステロールが高い場合、正常な人と比べると、認知症リスクが2.1倍高くなり、血糖値が高い場合は、リスクは2.5倍、血圧が高い場合は、リスクは2.3倍です。少しでも当てはまるものを、減らしておきましょう!
 血液検査は当分してないので不安、、、という方は、当店の血管美人で血液の流れ方・血管の形をみると参考になります。↓

⑤前半のまとめ
 ・認知症リスクは、誰にでもある
 ・遺伝的要素がある人は、すでに3割のリスクを持っている
 ・血液の状態によってリスクは変わってくる
後半は、食事の内容についてお話します! 美泉堂薬局 西谷加奈子

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