2月から3月にかけて、冬から春に移行するこの時期
自律神経の乱れやすい時期をうまく乗り切る方法についてお話します!
春に出やすい症状は・・・
春は木の芽が動き出し、花も咲き始め、冬の間、じーっと蓄えていた生命力が動き始めます。
人間の体も同じで、この時期は、冬の間には、じーっと耐えてたものが、出てくることがあります。
多い症状としては、めまい、気分低下、眠れない、頭痛などの痛み、ヘルペス(帯状疱疹)が多いです。
なぜ、春に出やすい症状があるの?
春は昼間の陽射しが強く(実際、紫外線量も多いです)、昼の気温が上がるので、体温調節をしようと毛穴を開きます。ところが、夕方から急に気温が下がってきますが、開いた毛穴から、急に冷たい風が入ってこようとするので、急いで、毛穴を閉めようと体は頑張ります。
開けたり閉めたり忙しいときに、頑張っているのが自律神経です。
日ごろからの、ストレスなどで、自律神経が疲れている方は、特に、上記のような症状が出やすい条件がそろってきます。
予防方法はあるの?
自律神経のオンオフにかかわるのが、気・血・水のなかでも、気です。
気虚(気が足りない状態)、気滞(気がうまく巡ってない状態)の状態だと、うまく毛穴の開け閉めができず、体温調整に手間取るので、のぼせる→寒い→疲れる→痛みがでる・・・という感じで症状がでてきます。
なので、予防は気を充実させておくことです!!
気を充実させる食品は?
気を補う食品の代表は、米です。「氣」という文字を見ると、中に「米」という文字がありますね!なので、長期の糖質オフは、気虚を引き起こすことがあります。糖質制限される方も、たまには、おかゆを食べるなど、ゆる~く続ける程度のほうがよいです。
次に気滞の改善には、香りのある食べ物がおススメです。シソ・ミント・ゆず・みかん・カボス・紅茶・ハーブティーなど、取り入れやすいものを、意識して食べてみましょう!
気を減らさない生活は?
夜更かししない、朝陽をあびる、など基本的な生活リズムが一番大切です。
さらに、ブルーライトを減らせると良いですね!たとえば、寝る2時間前からは、スマホをみない、部屋のあかりをやや暗めにするなど、、、
まとめ
食事・生活を整えても、春の症状に毎年悩まれる方もいます。
そういう時は、漢方に頼りましょう!!
次回は、春の症状別の漢方について、ご紹介しますね!!
美泉堂薬局 西谷加奈子