「花粉シーズンの肌に湿疹・かゆみ」と「春の食養生」

健康情報

 急に春めいてきましたね!花粉も飛んでいますね~~~((+_+))
今日は、春に出やすい症状の1つ、「花粉シーズンの肌に湿疹・かゆみ」と「食養生」についてお話します。

春は生命活動が活発になる
 春は木の芽が動き出し、花も咲き始め、冬の間、じーっと蓄えていた生命力が動き始めます。花粉も飛び始めますね。人間の体も同じで、この時期は、冬の間には、じーっと寒さに耐えてた皮膚が、ゆるんで毛穴の開け閉めを始めます。

なぜ花粉の時期に皮膚がかゆくなるの?
 丈夫な皮膚は本来、バリア機能を持っていて、花粉を弾き返すことができます。ところが、冬の寒さと乾燥で新陳代謝が落ち、弱った皮膚のままだと、花粉が皮膚から内部に忍び込みやすい状況がおきています。 体内に入ろうとする花粉をカラダが異物と捉え、追い出そうとする「アレルギー反応」=「かゆみ」なのです。

花粉による皮膚のかゆみが現れやすい部位は?
 花粉がつきやすい、顔や首に起こりやすいです。軽いかぶれや赤み・ぶつぶつ、チリチリとしたかゆみがでてきます。特に、皮膚が薄くて乾燥しやすい目の周りなどは、症状が強く現れやすいです。もともとアトピー性皮膚炎の症状がある場合、花粉が飛散する時期は全身の皮膚炎が悪化しやすいです。

花粉による皮膚のかゆみの対処法は?
①花粉と皮膚が接触する機会を減らす
 外出時には、帽子やマスク、メガネなどを着用しましょう。コンタクトレンズの使用をしている方は、この時期だけでも、使い捨てのコンタクトにすると、目のかゆみがやわらぎやすいです。帰宅したら、衣類や髪についた花粉をよく払い落としてから室内に入り、可能なら、サッと顔を洗うと安心です。この時期は、洗濯物も部屋干しにするとよいですね。
②皮膚のバリア機能を維持するスキンケア
 入浴やシャワーは欠かせませんが、ゴシゴシ洗いや、熱いお湯の使用は、うるおい成分を奪ってバリア機能を低下させるもとですので、ほどほどに。入浴後には、スキンケアと「こまめな爪切り」が大切です。
 美泉堂薬局おススメの肌ケアは、「①サメミロンエース→②化粧水→③乳液」です。
化粧水・乳液は肌タイプによって、おススメするものが変わりますが、どなたでも共通で、おススメできるのが、①のサメミロンエースです!!(肌のダメージが大きい方は、「サメミロン」の方がベター)サメミロンの成分のスクアレンは、皮脂腺の主成分なので、皮膚の潤い、ハリ、傷の修復がとても早くなります。

③皮膚のバリア機能を改善する漢方薬
「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」
皮膚にそっと蓋をしてあげるようなイメージの「桂枝湯」をベースに、「竜骨」と「牡蛎」を加えた漢方薬。これらが一緒に働くことで、イライラをを鎮めて、不安を取り除き、「気」と「血」を補ってくれます。眠りが浅い、夢が多い方にもおすすめです。
皮膚のかゆみに加えて、鼻水が垂れるタイプの方は、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を足して服用すると、水分代謝も改善するので効果大です!!

まとめ
 バリア機能が弱った状態の皮膚から、アレルゲンである花粉が侵入するのを防ぎましょう。
皮膚そのもののバリア機能を高めるためには、肌ケアが一番大事!肌ケアだけでは、防げない場合は、漢方薬をプラスして、花粉の時期の皮膚のかゆみを乗り切りましょう~~!!

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