老化や病気の原因はこれだった!?(焦げ編)

健康セミナー

 第115回目の健康セミナーを開催しました。今回のテーマは「老化や病気の原因はこれだった!?」です。同じ年齢でも若々しい人もいれば、老けて見える人もいます。人によって老化の度合いが違うのはなぜでしょうか? 老化や病気の原因はズバリ、「さび」と「焦げ」です。このページでは、特に「焦げ」について解説します。「さび」については、前ページでお話していますので、そちらをご覧ください。

老化や病気の原因はズバリ、「さび」と「焦げ」
 体内で「焦げ」は、なぜ起こるのか?
食事などで過剰に摂取することで余った糖分と、体を構成しているタンパク質が結合してつくられるのがAGEs(エージーイー)最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)と呼ばれ、これが「焦げ」の正体で、老化物質の一つです。例えると、ホットケーキ。小麦粉(糖質)を練って、牛乳や卵(タンパク質)を加えて加熱したホットケーキの、きつね色の焦げ目こそがAGEsなのです。他にも、ステーキやトーストを焼いた時の褐色の焦げ目などと同様に体内でもAGEsが作られているのです。

どんな場所にAGEsはできるか?
 皮膚に近いところでできると、肌の弾力性が失われ、肌の黄ばみ(くすみ)になります。
 眼球のレンズ(水晶体)でおこると、レンズは白濁化し白内障になります。
 血管でおこると、血管の内皮細胞が傷ついて血栓ができます。
目、骨、肌、脳など様々なところでAGEsが蓄積して、やがて糖尿病、動脈硬化症、慢性腎不全、アルツハイマー型認知症などの病気になります。
 
AGEsは「食後2時間後」に産生されやすい
 体内でAGEsが、できやすいといわれているのが、食後2時間が過ぎても血糖値が高い状態食後高血糖(血糖スパイク)」の状態のときです。食後2時間をすぎると、血中の糖分がグルコースからアルデヒドに変わりやすい状況になります。アルデヒドになってしまうと、タンパク質と結合をおこしやすくなり、それがAGEsなのです。

こんな人は「焦げ」やすい!
 焦げが貯まった人は、「老けた印象」になります。同じ年齢でも若く見える人、老けて見える人。
焦げやすい人=老けやすい人は、どんな特徴があるのでしょうか?
・大食い
・早食い
・運動不足
・甘いものが大好き
・糖質ばかりに偏った食事
このような要素が多ければ多いほど、AGEsの体内での蓄積は急激に増加していきます。

からだを焦げさせないポイント
 ①食後に血糖値が高い状態を続かせない(食べ過ぎない)
 ②食べる順番を意識する
  サラダなどの食物繊維から摂取して頂いて炭水化物は最後の方に食べる
 ③急激に血糖値を上げる甘い飲み物を避ける
 ④揚げ物やあまいお菓子は控えめに

健康セミナーの内容を動画にもまとめています!
ぜひご覧ください~


 

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