認知症リスクを下げる食事と食べ方(後半)

健康セミナー

 毎月開催している健康セミナー。第112回では 「認知症リスク認知症リスクを下げる食事と食べ方」についてお話しました。このページでは、その後半の内容を簡単にまとめておきます。
前半の内容はこちらをご覧ください→https://bisendo-blog.com/dementia%ef%bc%93/

⑥認知症のリスクを上げる食べ物
・工業的な加工によって作られるもの(自然界ではありえない姿)
 たとえば、カップ麺。カロリーは多いけど、ビタミンミネラルなどの栄養価はほとんどないため、お腹は満たされるけど、現代型の栄養失調になる恐れもあります。たまに楽しむ程度にしましょう!

・やたらと日持ちする食品(保存料)
 自分で作ったパンは、次の日にはカチカチになったり、冷蔵庫にいれないと3日ほどでカビが生えたりします。ところが、買ってきた菓子パン・総菜パンで、すごく日持ちがするものってありますよね。それを普通と思わずに、疑問に思ってみましょう!

・味付けや色がおかしいもの(添加物)
 イチゴが入ってないのにイチゴ味がするもの。さくらの花が入ってないのに、さくら色。鶏肉が入ってないのに、チキン風味。よくみると私たちのが何も考えずに食べていると、添加物が身の回りにはたくさんあります。まったくゼロにはできないけれど、ガードしないと添加物が体の中に入り放題です。

・水素添加して安定化させた油(トランス脂肪酸)
 マーガリンとバターが見た目はよく似ているのですが、蟻の行列の前に同時に置いてみると、マーガリンに近寄る蟻は一匹もいないのです。蟻には、マーガリンはプラスチックに見えてるそうです。その理由としては、植物性の油は液体なので、そこに「水素添加」して無理やり固形にしたものがマーガリンなのです。つまり、自然界には存在しない形なので、蟻には食べ物に見えないということなのです。もっと強力に加工したものが、ファットスプレッドやショートニングです。 マーガリン(油脂含有率が80%以上のもの)ファットスプレッド(80%未満のもの) ショートニングは植物や動物性の油脂を原料とする練り込み専用の固形油脂です。ほぼ無味無臭で、パンやビスケットの口当たりを良くするために使われます。トランス脂肪酸の取りすぎは、血中のLDLコレステロールを増やし動脈硬化を引き起こすリスクが1.3倍あがります。

添加物をゼロにする生活は難しいですが、体の中に入ってくる量を減らし、さらに、入ってきた添加物を早く体外に排泄することで脳のゴミを貯めないようにしましょう!

予防方法
 予防① 自分で買い物に行く・調理をする
 何を買って何を作るか?材料はどうやって切るか?など複数の作業を同時に行うので、特に頭を使っています。考えることは脳の血流をよくし、さらに脳の前頭前野の活性化もできるので、認知症予防に効果的です。

 予防② ゆっくり食べる・野菜から食べる
 野菜やスープから食べることで、消化酵素が出やすくなります。消化酵素がきちんと分泌されると、糖や油の消化がキレイにできるので、体の中で燃えやすい。

ゆっくり食べると食べ過ぎの予防になり、肥満を予防できます。肥満はアルツハイマー型認知症になりやすいだけでなく、内臓脂肪の蓄積によって高血圧や糖尿病、耐糖能異常を引き起こします。

⑦認知症の予防になる食べ物
加工されていない、旬の食べ物を選ぶ
加工や精製をできるだけしてない食品、形のわかるもの、理解できるものを選ぶことで、添加物の取りすぎを防ぐことができます。

・保存が効く食品を減らす
 本来の食べものは段々と微生物などが増えて、腐っていきます。保存が効くとは、つまりこの微生物を抑制する保存料などが使われています。保存期間・賞味期限が不自然に長いものは、避けるように食品を選んでみましょう!

・脳のそうじになる食べ物を積極的に取り入れよう
 魚(オメガ3脂肪酸)、緑黄色野菜、果実類(ビタミン)、カレー・コーヒー・緑茶・赤ワイン(ポリフェノール)などは、脳のそうじに役立つ栄養素です。ぜひ、積極的に取り入れていきましょう。

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今回の内容は、YouTubeにもアップしていますので、ぜひご覧ください!

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